オホーツクはすっかり秋になりました。
今日は先輩と同級生とでビーチコーミングへ。私はオオバフンウニ類のサンプリングと最近よく打ち上がるアオイガイを。
海まで続く森の中の道。とにかくヒグマが怖い。熊除けスプレーも鈴も無いので素手で対抗するしかありません。
浜まで降りると礫混じりの砂浜が。エゾバフンウニがゴロゴロ落ちてます。オホーツク海に分布するウニ類で潮間帯に生息するものは
エゾバフンウニStrongylocentrotus intermedius (A. Agassiz, 1863)、チシマオオバフンウニS. polyacanthus A. Agassiz & H.L. Clark, 1907 キタムラサキウニMesocentrotus nudus (A. Agassiz, 1864)
などで私のよく行くフィールドではエゾバフンウニが優先種です。
キタムラサキウニはエゾバフンウニに比べ個体数はやや少なく生息してる所も潮下帯ですね。
チシマオオバフンウニは最近やっと学名を知り同定方法も知れたので探してみます。ウニハンドブック様々ですね。
浜を歩いているとこんな光景をよく目にします。やはり北海道。面白いです。
キタムラサキウニとエゾバフンウニ。
エゾバフンウニは棘付きのものを選別して拾います。
チシマフシツボSemibalanus cariosus (Pallas, 1788)
好きなフジツボです。造形美です。エゾヒバリガイ?に付いてました。
柱状節理ですかね。ここら辺は多いですね。
ネズミイルカPhocoena phocoena
(Linnaeus, 1758)
ストライディングしてました。一週間ぐらいですね。鳥類に突かれてたのか細かい傷が無数に。ひえひえ。
この子に夢中になっていたらあっという間に暗く。オホーツクは夜が早いです。ヒグマに慄きながら山道を進み、帰宅。
成果はこれほど。まだ少ないですね。この中からチシマオオバフンウニが出ないかなあ、と夢見ながら標本にします。
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